EAPメンタルヘルスカウンセラーというのは、特定非営利活動法人EAPメンタルヘルスカウンセリング協会が設けている資格です。
仕事をしているうちに溜まるストレスに対し、上手く対処していくようにサポートをする技術と知識を持っていることを証明する資格となっています。
EAPメンタルヘルスカウンセラーは、メンタルの問題を抱えている人と向き合うだけでは無く、働く場を提供する企業とも向き合うことによって、問題の解決を探っていきます。一時的な問題の解決では無く、ストレス耐性が弱い人でも、長く働くことができる環境を作ることが出来ると期待されています。
EAPメンタルヘルスカウンセラー資格の概要と合格率
EAPメンタルヘルスカウンセラーの資格を取るためには、資格試験を受けて、特定非営利活動法人EAPメンタルヘルスカウンセリング協会に入会する必要があります。
資格試験を受けるには、受験資格を満たさなければなりません。21歳以上で、eMCカリキュラムを修了している必要があります。
資格試験は、1次試験と2次試験に分かれており、年に2回試験が行なわれています。1次試験は学科試験で、2次試験は実技となっています。
最初に行なわれる1次試験では、筆記試験が90分行なわれ、問題は50問出題されます。100点満点の採点方式で、筆記試験の60点以上が、合格ラインです。筆記試験に加えて、論述式の試験も行なわれます。論述式は60分間の試験時間になっており、一問だけ質問が出されます。提出された質問に対して、論文を書いていきますが、この論述試験も60点以上が合格ラインとなっています。
2次試験は面接試験で、ロールプレイや口頭試問が行なわれます。20分間のロールプレイと、口頭試問が10分の、合計30分間の短い試験です。こちらの試験も、60点以上が合格ラインとなっています。
eMC資格認定試験の2次試験の合格率は、8割以上となっていますが、1次試験は2次試験よりも合格率は低くなるでしょう。
EAPメンタルヘルスカウンセラーの資格は、2013年から始まった新しい資格です。仕事内容や、仕事場の環境が原因で、休職や離職をする人が相次いだために発足した資格です。
職場でしっかりと自分の業務を果たしていくことが出来るように、メンタルの不調を和らげるアドバイスを出来るのが、EAPメンタルヘルスカウンセラーです。
ストレスを抱える人が増えている社会の中で、EAPメンタルヘルスカウンセラーの資格は注目されています。しっかりとeMCカリキュラムを修了しているなら、受験しやすい資格です。メンタルヘルスの資格を目指している人は、まずはeMCカリキュラムの受講から始めるのがよいでしょう。
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